サント・ヴィクトワール山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 03:26 UTC 版)
サント・ヴィクトワール山 | |
---|---|
![]()
サント・ヴィクトワール山 プロヴァンス
|
|
最高地点 | |
標高 | 1,011 m (3,317 ft) |
座標 | 北緯43度32分21秒 東経5度38分43秒 / 北緯43.53917度 東経5.64528度座標: 北緯43度32分21秒 東経5度38分43秒 / 北緯43.53917度 東経5.64528度 |
地形 | |
所在地 | プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、フランス |
所属山脈 | サント・ヴィクトワール山塊 |
![]() |
|
サント・ヴィクトワール山(Montagne Sainte-Victoire、サント・ヴィクトワールさん) またはサント=ヴィクトワール山(サント=ヴィクトワールさん)は、フランス南部のエクス=アン=プロヴァンスの市街地の東、市域の南東部に位置する[1]、馬の背のように延びる全長18km以上の石灰岩の山で、その最高点は「ピックデムッシュ」1011m。
山の最高点に配置されていないが、「クロワ・ド・プロヴァンス」(Croix de Provence)の十字架の高さは19mで、ピックデムッシュよりもはるかに多くの尾根から際立っている。「小修道院」(Le Prieuré)と呼ばれる山小屋もある。
この山は、エクス=アン=プロヴァンスの近くにあったセザンヌ(1839 - 1906)の家の近くから見ることができ、彼の絵画のシリーズ[2](44点の油画と43点の水彩画)で取り上げられ、多くの人から慕われている。ルノワールによっても描かれた。ハイカー、登山者や自然愛好家のための楽園になっている。
-
Croix de Provence
-
サント・ヴィクトワール山。セザンヌの絵画[3]
脚注
- ^ サント・ヴィクトワール山 (Mont Ste-Victoire)
- ^ サント・ヴィクトワール山 - BS-TBS
- ^ 布施英利『パリの美術館で美を学ぶ ルーブルから南仏まで』光文社、2015年、217頁。ISBN 978-4-334-03837-3。
関連項目
外部リンク
サント=ヴィクトワール山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 15:22 UTC 版)
「ポール・セザンヌ」の記事における「サント=ヴィクトワール山」の解説
サント=ヴィクトワール山は、エクスの郊外にある標高1000メートルほどの山である。セザンヌは、1870年に描いた風景画の背景にこの山を取り入れたことがあるが、1880年代半ば以降、この山を重要なモティーフとする連作に取り組むようになった。油絵、水彩、素描で数十点が描かれている。 『大きな松のあるサント=ヴィクトワール山』1887年頃。コートールド・ギャラリー。 『サント=ヴィクトワール山』1904年頃。フィラデルフィア美術館。 『サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール』1904-06年。ブリヂストン美術館。
※この「サント=ヴィクトワール山」の解説は、「ポール・セザンヌ」の解説の一部です。
「サント=ヴィクトワール山」を含む「ポール・セザンヌ」の記事については、「ポール・セザンヌ」の概要を参照ください。
- サント=ヴィクトワール山のページへのリンク