Ϻ
(サンギリシア文字 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/16 05:45 UTC 版)
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| ギリシア文字 | |||
|---|---|---|---|
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| Θθ | シータ | Υυ | ウプシロン |
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| Λλ | ラムダ | Ψψ | プシー |
| Μμ | ミュー | Ωω | オメガ |
| 使われなくなった文字 | |||
( |
ディガンマ | サン | |
| ヘータ | ショー | ||
| ギリシアの数字 | |||
| スティグマ | ( |
サンピ | |
( |
コッパ | ||
Ϻ, ϻ(サン)は、使われなくなったギリシア文字の1つ。フェニキア文字のツァデ(𐤑
)に対応し、Π(パイ)とϘ(コッパ)の間におかれた。
歴史
早期のギリシア文字にはサンとシグマ(Σ)の両方の字が含まれており、当初両者は異なる音を表していたのかもしれない(この問題についてはサンピを参照)。しかしほとんどの方言は1種類の摩擦音しか持っていなかったため、両者は同じ/s/音を表し、地域によってどちらか片方の文字だけが使用された[1]。最終的にシグマに統一され、サンは用いられなくなった。
文字名称サンはフェニキア文字のシャン(𐤔
、ヘブライ文字名シン)に由来し、シグマの別名であったが、この文字に転用された。ギリシアでこの文字が本来何と呼ばれたかはわかっていない[1]。
なお、紀元前6-5世紀のアナトリア半島のイオニア方言で使われ、/ts/のような音を表し、サンピの古形とされる「Ͳ」もフェニキア文字ツァデに由来するという説があるが[2]、サンとの関係は明らかでない。
借用したイタリアの「𐌑」(Śと翻字される)は、古エトルリア文字では保たれたが紀元前6世紀頃から変形し始めルーン文字の「
」のようになった。
符号位置
| 大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ϻ | U+03FA |
- |
ϺϺ |
ϻ | U+03FB |
- |
ϻϻ |
脚注
- ^ a b Roger D. Woodard (2010). “Alphabet”. In Nigel Wilson. Encyclopedia of Ancient Greece. Routledge. pp. 37-39. ISBN 9780415873963
- ^ W. Sidney Allen (1987) [1968] (3rd ed.). Cambridge University Press. pp. 60-61. ISBN 0521335558
関連項目
「サン (ギリシア文字)」の例文・使い方・用例・文例
- ルネサンス建築様式
- ルネサンス芸術
- サンセット大通り
- 彼女は韓国を経由してロサンゼルスに行った
- その古い写真を見るとサンフランシスコにいたころを思い出す
- ロサンゼルスの日本人街
- サンフランシスコの日本人社会
- ロサンゼルスはサンフランシスコの南,もっと正確に言えば南東にある
- 私の生徒はロサンゼルスをディズニーランドと結びつけて考える
- この島には観光客の連中にまだ触れられていないサンゴ礁がある
- ロサンゼルスからサンフランシスコまでの距離はどれくらいですか
- 「昼食は何にします」「サンドイッチで結構です」
- 私の小さな娘はサンタクロースの存在を堅く信じています
- 中世の次にはルネサンスの時代が続く
- アレキサンダー大王
- ハムサンド
- 手持ちのパンがたくさんあるのでサンドイッチが作れますよ
- 皿にサンドイッチを山盛りにした
- サンタクロースはその子の願いを聞き届けた
- 赤いコートを着たサンタクロース
サンギリシア文字と同じ種類の言葉
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