サロ37形の格下げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 06:54 UTC 版)
「国鉄31系電車」の記事における「サロ37形の格下げ」の解説
1937年(昭和12年)に日中戦争が勃発し戦時体制となったことから、1938年(昭和13年)10月31日限りで、省電は関西急電と横須賀線を除いて二等車の連結が中止された。本系列に属するサロ37形のうち37001と37002の2両は予備車として二等車の残存した横須賀線に転属し、貫通扉の引戸化と貫通幌の整備が行なわれた。 他の10両は中央線へ転属の上、車内設備はそのままで三等車代用として使用されたが、1941年(昭和16年)には車体中央部に扉を増設し、3扉ロングシート化のうえサハ39形に編入されることとなった。改造は1941年5月から10月にかけて行なわれ、上記の2両を除いた10両が改造された。オリジナルのサハ39形とはほぼ同じ形態となったが、戸袋の方向やリベットの多い車体や台車など、オリジナル車とは容易に識別が可能であった。番号の新旧対照は次のとおりである。 35003 - 35012 → 39032 - 39039, 39030, 39031
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