サガ美人【サガビジン】(草花類)
登録番号 | 第4020号 | |
登録年月日 | 1994年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | サガ美人 よみ:サガビジン | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 24日 | |
品種登録者の名称 | 鈴木敏郎 | |
品種登録者の住所 | 静岡県浜松市佐浜町1622番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木敏郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「嵯峨の誠」に「嵯峨の霜」を交配して得られた実生の中から,選抜,育成したものであり,花はスプレイ仕立ての淡紫ピンクで切花用の小輪花である。 草型は直立性,開花時の草丈は高である。茎の太さは4.0mm 未満,色は緑,強さは 中である。摘心後の分枝性は多,わき芽の発生程度は多,位置は正常,節間長は20~29mmである。葉身長は50~74mm,葉幅は25~49mm,葉の基部の形は凸型,先端部の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は高,表面及び裏面の色は緑,光沢度は中,厚さは薄,硬さは中である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は3~4深裂以上,大きさは大である。つぼみの形は甲高,花房の形は円筒形,花の大きさは50~69mm,舌状花の重ねは2 ~4 ,舌状花数は60~99,管状花数は50~99,分布は集中,全長は8.0 ~8.9mm ,花弁の形は返り弁2,先端の形は歯状,外花弁の反り方は外反,花弁の長さは30~39mm,幅は2.0 ~4.9mm ,花弁の表面及び裏面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)である。花たくの形は盛上った円錐状,大きさは5.0mm 未満である。総ほう部から花頂部までの高さは20~29mm,花首の長さは30~39mm,太さは1.0 ~1.9mm である。育成地(静岡県浜松市)における自然開花は10月下旬の秋咲である。 「嵯峨の娘」と比較して,たく葉の形が3~4深裂以上であること,たく葉の大きさが大きいこと,花弁の長さが短いこと,外花弁の表面及び裏面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者のほ場(静岡県浜松市)において,「嵯峨の誠」に「嵯峨の霜」を交配して得られた実生の中から選抜,育成したものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成元年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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