ゴシック・アンド・ロリータとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 21:30 UTC 版)
「メイド服」の記事における「ゴシック・アンド・ロリータとの関係」の解説
ゴシック・アンド・ロリータやロリータ・ファッションの衣服はモノトーンであること・エプロンドレスを用いることもあること・19世紀的な装飾性を持ち、両者ともフリフリした派手な服装であるなどの共通項からメイド服と混同されやすい。 実際に『不思議の国のアリス』などのイメージもあって、ゴシック・アンド・ロリータやロリータファッションのコーディネートに、このスタイル(エプロンドレス)が「メイド」と称して取り入れられる場合もある。しかし、あくまでもコスプレとはまた違う装飾性の一環として扱われる場合が殆どで、メイド服とゴスロリの混同は嫌われる場合が多い。 それぞれのモデルも違う。ロリータ・ファッションは「MILK」などの少女的なファッションブランド やオリーブ少女などのルーツを経て様々なスタイルに変化していき、うまれた服装であるといえるが、メイド喫茶などのメイドは19世紀イギリスの仕事着をベースにしている。 装飾が多いデザインは衣服としては好まれるが、2006年ごろのメイドカフェブーム 以降、ゴシックロリータの愛好家の間ではゴシックロリータ的なデザインのメイド服は批判されている。ゴスロリとメイドの混同が嫌われている原因は、2006年当時メイドカフェがブームになったさいに起きた「声かけ」によるものと推測される。また、大抵のロリータファッションユーザーはコスプレと混同されることを嫌うが、ロリータにコスプレとファッション両方の側面があると指摘した松浦桃のような愛好家やメイドのコスプレを楽しむロリータファッションユーザーもいる。しかし、松浦桃はロリータファッションはお嬢様の服装であるからという理由で、メイドと間違えられるのは許せないとコメントしている。しかし、2000年に連載されていた三原ミツカズの漫画『DOLL』はゴスロリユーザーに人気の高い作品であるが、これに登場するアンドロイドはゴシックロリータ調のメイド服を頻繁に着ており、メイドカフェブーム以前はそこまで嫌われていなかった可能性もある。
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