コンピュータ・アニメーションとの関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:30 UTC 版)
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の記事における「コンピュータ・アニメーションとの関わり」の解説
本シリーズは、その当初から当時としては珍しくCGIと関わりがあった。 物語後半、分析されたデス・スターの設計図がブリーフィングで投影される場面があるが、これは手描きの動画ではなく、コンピュータで制作したCGを映したモニター画面をコマ撮りカメラで撮影し、フィルム投射したものである。USC時代のルーカスの後輩であるダン・オバノンが監修したもので、ソフトウェア開発はトーマス・デファンティ、プログラミングはラリー・キューバによる。 CG研究の第一人者とされるジョン・ホイットニー・ジュニアとキューバの2人は、完成上映後にXウイングの飛行映像をCGで製作し、ルーカスにプレゼンテーションを行った。『エピソード5/帝国の逆襲』では不採用だったものの、ルーカスもCGに将来性を見出し、ほどなくILMにCG研究部門が新設された。『エピソード6/ジェダイの帰還』ではやはり3DCGによる作戦図を製作したトム・ダフ、ウィリアム・リーヴスを含むこのチームは、ピクサーの母体となる。 ルーカスが「未完成」と語り技術の限界から映像化を断念せざるを得なかったシーンは、20年後公開の『特別篇』でデジタル・アニメーションを駆使して作り直された。後の新三部作も、背景やキャラクターなど多くがCGで作られた。
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