コロンビア大学にて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 00:59 UTC 版)
「エルヴィン・シャルガフ」の記事における「コロンビア大学にて」の解説
1935年、エルヴィンはニューヨークに移住し、コロンビア大学生化学科で研究助手としての職を得た。1938年に助教授、1952年には教授になった。1970年から1974年まで学科長を務めた後、退職した。退職後はルーズベルト病院に研究室を構え、1992年まで仕事を続けた。1992年にはその職も辞した。 コロンビア大学時代は、クロマトグラフィーを用い、DNAなどの核酸の研究に重要な役割を果たす多くの科学論文を発表した。1944年にオズワルド・アベリーによって遺伝の基礎となる分子がDNAであると同定されたことにより、シャルガフはDNAに興味を持つようになった。1950年、DNA中のアデニンとチミンの量がほぼ等しいこと、そして同様にシトシンとグアニンの量が等しいことを発見した。これは後にシャルガフの経験則として知られるようになった。
※この「コロンビア大学にて」の解説は、「エルヴィン・シャルガフ」の解説の一部です。
「コロンビア大学にて」を含む「エルヴィン・シャルガフ」の記事については、「エルヴィン・シャルガフ」の概要を参照ください。
- コロンビア大学にてのページへのリンク