コロンビアの監獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 14:09 UTC 版)
「アンリ・シャリエール」の記事における「コロンビアの監獄」の解説
リオアチャの監獄で地元の密輸業者と知り合い、脱獄に成功したシャリエールはラ・グアヒーラ県のインディオ居留地にたどり着き、真珠採りの村に身を隠し、人々の信頼を得ることに成功した。村を出た直後に修道女に告発されてサンタマルタの監獄に入れられる。そこで28日間、「黒い穴」と呼ばれる独房に入れられた。そこは汚物があふれる地下牢で1日2回、満潮とともに水浸しになった。 「水が入ってくる。ネズミ、ムカデ、小さなカニも入ってくる。人間が耐えなければならないものの中で、あれほど気の滅入る、不愉快なものはなかった」 その後、バランキージャの監獄に移され、クルジオとマチュレットと再会。彼らは4度目の脱獄を試み、礼拝堂で暴動を扇動したり、見張りに薬を飲ませたり、停電を起こしたり、ダイナマイトの調達にも成功するが、脱獄計画はすべて失敗に終わった。1936年11月、シャリエールは仏領ギアナに移送された。
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