コロンビアの愛国心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/01 03:14 UTC 版)
「コロンビア・ペルー戦争」の記事における「コロンビアの愛国心」の解説
コロンビア政府は当初は事態を静観していた。レティシアはコロンビアにとって、アマゾン川を経由した海洋への航路確保に重要な地域であったにも関わらず、少なくとも9月17日までは目立った動きを見せなかった。 しかし、アマゾン川支流のプツマヨ川で、レティシアに向かう船をペルー軍が停船させた事件をきっかけに、コロンビア人の愛国心に火がついた。レティシアを武力奪還すべきとの声が大きくなり、コロンビアの有力紙エル・ティエンポは9月19日までに10,000通以上の開戦を主張する投書があったと報じた。ボゴタ市内では、数千人の大学生が「サンチェス・セロに死を。コロンビアは屈服しない!」と気勢を上げてデモ行進した。 開戦を決意したコロンビア政府は、アルフレド・コボ(Alfredo Vásquez Cobo)をコロンビア海軍のアマゾン艦隊司令官に指名した。コボの部隊の予算として1,000万ドルが議会で承認され、ヨーロッパから中古艦船を購入(ポルトガル製駆逐艦二隻など)しての艦隊編成が始まった。
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