コロポックルの正体とは? わかりやすく解説

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コロポックルの正体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 03:02 UTC 版)

コロポックル」の記事における「コロポックルの正体」の解説

考古学者瀬川拓郎は、コロポックル特徴として語られる交易の際、相手との接触避ける(沈黙交易)」、「竪穴式住居に住む」、「土器製造使用し陶土求めて他所の地にまで進出する」などの事例北千島に住むアイヌ習俗共通することに着目し、さらに北海道から樺太南千島広く伝わるコロポックル伝説北千島限って伝承されていないことから、「コロポックルの正体は、北千島アイヌである」との説を提唱している。 なお北千島アイヌは、北海道アイヌ和人大きな体格差はない。このことで千島アイヌ認識としては、次のようなことが語られている。鳥居龍蔵はパラサマレックという345歳千島アイヌ世話をしていたが、北海道アイヌ身長差が大してないにもかかわらず小人扱いされ、千島アイヌ侮蔑した物語として創ったものと認識して激怒していたという。 なお「蕗の葉の下にいる」という伝承イメージから多くメディア媒体では手のひら大の小人として描かれることが多いが北海道には2m以上になる品種ラワン自生しており、元々のアイヌ伝承出てくるコロポックル身長アイヌより少し小柄な程度である。

※この「コロポックルの正体」の解説は、「コロポックル」の解説の一部です。
「コロポックルの正体」を含む「コロポックル」の記事については、「コロポックル」の概要を参照ください。

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