コッコネン
1.学習・師事歴
フィンランドで生まれたコッコネンは、ヘルシンキにあるシベリウス・アカデミーで和声をパルムグレンに、対位法をランタに、ピアノをハンニカイネンに師事した。その後、ヘルシンキ大学に進み、クローンに音楽学を学んだ。
2.受賞歴
1963年に《交響曲 第3番》で北欧評議会音楽賞を受賞。1961年と1973年には、ヴイフリ基金国際賞も受賞した。
3.作風・手法
シベリウスの影響を受けた他、バッハやブラームス、バルトークの音楽も好んだ。初期の作品には室内楽が多く、新古典主義の影響がみられる。《弦楽のための音楽》(1957)は、新古典主義と十二音音楽を結びつけ、コッコネンにとっての1つの転換期となっている。十二音技法を用いたのは一時期で、コッコネン自身は、バッハのインヴェンションから得たものであると述べている。その後、調性を完全に失うことのない半音階主義に転向した。
また、動機によって曲の全体を有機的に統合させる手法を好んで用いた。
コッコネン
コッコネン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/09 03:55 UTC 版)
コッコネン(Kokkonen)は、フィンランドの姓。
- ペンティ・コッコネン - フィンランドのスキージャンプ選手。
- ヨーナス・コッコネン - フィンランドの作曲家。
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