グロック17の遊戯銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 14:41 UTC 版)
「グロック17」の記事における「グロック17の遊戯銃」の解説
日本で初めて商品化されたのはMGC製ブローバックガスガンで、エアソフトガンでは初めて発射とブローバックを一工程で行う機構を採用した。 その後、東京マルイやタナカワークス、KSCなど様々なメーカーから発売されており、特にKSCは、現在最も多くのバリエーションを展開している。過去には国際産業や啓平社からも発売されていた。商標上の問題からか、メーカーによっては、スライドやフレームの「GLOCK」ロゴがアレンジされたものとなっている。例えば、KSC製品は初期や現在製造されている物は「GLOCK」であるが一時的に「G」のみとなっていた。タナカワークスおよびマルシン工業製品は、ロゴをよく見ると「CLOCK」になっている。 実物のグロックは反動吸収のために質感の柔らかいプラスチック素材を用いているが、これは遊戯銃の主要な材質であるABS樹脂やヘビーウェイト樹脂よりも柔らかいため、ほとんどの遊戯銃はフレームが実物よりも硬い。 実物のグロックは、エアソフトガンの自主規制上必要となる能動的なマニュアルセーフティを持っていないため、実物どおりの通常分解を再現せずにテイクダウンレバーをセーフティとする(各社エアコッキングガン)、トリガーセーフティにマニュアルセーフティとしての機能を設ける(KSC製品)、フレームのシリアルナンバープレートをスイッチとする(東京マルイ製ブローバックガスガン)などの対策が取られている。独特な引き金機構であるセーフ・アクションに関しても、エアソフトガン、特にエアコッキングガンとブローバックガスガンでは構造上再現が困難なため、トリガーをシングルアクションとして内蔵ハンマー式に変更するなど、内部構造でのアレンジが行われている。モデルガンでは発射機構の大幅な変更を必要としないため、タナカワークス製モデルガンではセーフ・アクションが再現されている。 また、東京マルイが発売しているガスガンのグロック26は、ロングバレル・コンペンセイター・グリップエクステンションを追加したオリジナルカスタムの「グロック26アドヴァンス」も発売している。 .45ACPを使用する大型フレーム採用機種の遊戯銃化はマルシン工業のグロック21のみであるが、KSCはクリス ヴェクターをラインナップ内に持つ関係上、グロック21を弾倉のみ商品化している。
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