グリーン (スティーヴ・ヒレッジのアルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 15:01 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『グリーン』 | ||||
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スティーヴ・ヒレッジ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1977年12月 サリー リッジ・ファーム・スタジオ オーヴァーダブ:1978年1月 ロンドン マトリックス・スタジオ / 2月 ロンドン ブリタニア・ロウ・スタジオ |
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ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァージン・レコード | |||
プロデュース | ニック・メイスン、スティーヴ・ヒレッジ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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スティーヴ・ヒレッジ アルバム 年表 | ||||
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『グリーン』(Green)は、イギリスのギタリスト、スティーヴ・ヒレッジが1978年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。
背景
ヴァージン・レコードのA&Rであったサイモン・ドレイバーの紹介により、ピンク・フロイドのニック・メイスンを共同プロデューサーに迎えてレコーディングされた[2]。ヒレッジはこの頃にローランドのギターシンセサイザーGR-500を入手し、本作のレコーディングで多用しているが、操作が複雑だったことから、ライブにおいてはオーソドックスなギターを使用している[2]。「ザ・グローリアス・オム・リフ」は、ヒレッジが在籍していたゴングのアルバム『ユー』からの曲「Master Builder」を改作したものである[3]。
当初は、前作『モチヴェイション・ラジオ』を『ザ・レッド・アルバム』、本作を『ザ・グリーン・アルバム』というタイトルで発表する案もあり、前作のタイトルは変更されたが、本作には「グリーン」という言葉が残された[2]。ヒレッジの母国イギリスでは、盤面が緑色のLPレコードもリリースされている[4]。
反響・評価
全英アルバムチャートでは8週チャート圏内に入り、最高30位に達した[1]。音楽評論家のGreg Pratoはオールミュージックにおいて「アルバムの音楽はピンク・フロイドとの類似に加えて、実験的な電子音楽の時期にあった1970年代末期のデヴィッド・ボウイにも近い」「ヒレッジのファンは『グリーン』に失望することはないだろう」と評している[5]。
収録曲
特記なき楽曲はスティーヴ・ヒレッジとミケット・ジローディの共作。
- シー・ネイチャー - "Sea Nature" - 6:42
- イーサー・シップス - "Ether Ships" - 5:07
- ミュージック・オブ・ザ・トゥリーズ - "Musik of the Trees" - 4:53
- パーム・トゥリーズ - "Palm Trees (Love Guitar)" - 5:21
- アンアイデンティファイド - "Unidentified (Flying Being)" (Steve Hillage, Miquette Giraudy, Curtis Robertson) - 4:30
- U.F.O.オーヴァー・パリス - "U.F.O. Over Paris" (S. Hillage, M. Giraudy, C. Robertson, Joe Blocker, Charles Bynum) - 3:10
- リーラインズ・トゥ・グラスドーム - "Leylines to Glassdom" - 4:07
- クリスタル・シティ - "Crystal City" - 3:35
- アクティヴェイション・メディテイション - "Activation Meditation" - 1:03
- ザ・グローリアス・オム・リフ - "The Glorious Om Riff" (C.O.I.T. , S. Hillage) - 7:48
リマスターCDボーナス・トラック
- アンアイデンティファイド(ライヴ・アット・グラストンベリー1979) - "Unidentified (Flying Being)" (S. Hillage, M. Giraudy, C. Robertson) - 4:52
- ノット・フェイド・アウェイ(ライヴ・アット・ザ・レインボウ・シアター1977) - "Not Fade Away (Glid Forever)" (Charles Hardin, Norman Petty) - 7:25
- オクターヴ・ドクターズ - "Octave Doctors" - 3:38
- メディテイション・オブ・ザ・スネイク(オルタナティヴ・ミックス) - "Meditation of the Snake" (S. Hillage) - 3:16
参加ミュージシャン
- スティーヴ・ヒレッジ - ギター、ギターシンセサイザー、モーグ・シンセサイザー、グリッサンド・ギター、ボーカル
- ミケット・ジローディ - ARPシンセサイザー、EMSシンセサイザー、EMSヴォコーダー、ボーカル
- カーティス・ロバートソン・ジュニア - ベース
- ジョー・ブロッカー - ドラムス、パーカッション
- ニック・メイスン - ドラムス on 「リーラインズ・トゥ・グラスドーム」
ボーナス・トラック
- スティーヴ・ヒレッジ - ギター、シンセサイザー、ボーカル
- ミケット・ジローディ - シンセサイザー、ボーカル(on #11, #12, #13)
- デイヴ・スチュワート - リズムギター、グリッサンド・ギター(on #11, #13)
- ポール・フランシス - ベース(on #11, #13)
- アンディ・アンダーソン - ドラムス(on #11, #13)
- クリスチャン・ブーレ - リズムギター、グリッサンド・ギター(on #12)
- バシル・ブルックス - シンセサイザー(on #12)
- フィル・ホッジ - キーボード(on #12)
- コリン・バス - ベース(on #12)
- クライヴ・バンカー - ドラムス(on #12)
脚注
- ^ a b STEVE HILLAGE | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすると表示される - 2015年4月19日閲覧
- ^ a b c 日本盤リマスターCD(VJCP-68802)ライナーノーツ(マーク・パウエル)
- ^ 日本盤リマスターCD(VJCP-68802)ライナーノーツ(Masa Matsuzaki、2007年4月1日)
- ^ Steve Hillage - Green (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Green - Steve Hillage | AllMusic - Review by Greg Prato
「グリーン (スティーヴ・ヒレッジのアルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- 歴史の授業はメアリー・ジョンソン,ポール・グリーン,そしてもう1人が行います
- 彼女は服装をグリーンで統一していた
- 球足の速いグリーン
- グリーン先生は英語の先生です
- 私の名前はトーマス・グリーンです
- グリーンさんという人
- グリーンサラダ
- 日本的グリーンツーリズムとはXに若干の違いが有る
- グリーンストーン帯
- 彼女はグリーンのベロアのソファにすわっていた。
- その市は住民の将来のためにグリーンアーバニズムを採用した。
- グリーンマーケティングは環境と経済の目指すところを統合する試みである。
- われわれは他の投機筋に株式の売却をすると脅して、グリーンメールを拒否した。
- 環境への責任問題が注目を集めているため、いくつかの国でグリーン雇用は今までになく増加している。
- 将来、グリーン燃料を使う車が増えるだろう。
- 将来、今よりも多い車が「グリーン」燃料を使うでしょう。
- 私はグリーンカード申請の準備で大変忙しいです。
- グリーンタイドの定義は緑藻類が過度に増殖している状態のことです。
- このようにアオサが大量発生することはグリーンタイドと呼ばれています。
- 私の卒論のテーマは有明海におけるグリーンタイドの季節的消長とその原因種の特定でした。
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