グリーンビル (原子力潜水艦)とは? わかりやすく解説

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グリーンビル (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 02:36 UTC 版)

艦歴
発注 1988年12月14日
起工 1992年2月28日
進水 1994年9月17日
就役 1996年2月16日
その後 就役中
母港 ハワイ州真珠湾
性能諸元
排水量 基準:6,000トン,
満載:6,927トン
全長 110.3 m (362 ft)
全幅 10 m (33 ft)
喫水 9.4 m (31 ft)
機関 S6G reactor 一基
乗員 士官12名, 兵員98名
兵装 21インチ魚雷発射管4基,
トマホークミサイル12発
モットー Volunteers Defending Frontiers
えひめ丸との衝突事故後、真珠湾乾ドックで修理中のグリーンビル

グリーンビル (USS Greeneville, SSN-772) は、アメリカ海軍ロサンゼルス級原子力潜水艦の61番艦。テネシー州グリーンビルに因んで命名された。

艦歴

建造契約は1988年12月14日にニューポート・ニューズ造船所に与えられ、1992年2月28日着工。ティッパー・ゴアから後援を受け1994年9月17日に進水。1996年2月16日に初代艦長デュアン・B・ハッチのもと就役した。

事件

えひめ丸事故

2001年2月9日にハワイ沖で「グリーンビル」は数人の戦艦ミズーリ保存会の関係者接待のために巡航し、緊急メイン・バラストタンク・ブローで水面への急速浮上を行った。

現地時間の午後1時50分頃に急速浮上した「グリーンビル」は愛媛県立宇和島水産高等学校所属の訓練船「えひめ丸」の後部に衝突。「えひめ丸」のエンジンルームは「グリーンビル」によって切断され、「えひめ丸」は10分弱で沈没した。35名の実習生や乗組員の内、4人の高校生を含む9名が行方不明となった。

事件当時同乗の民間人を操舵席に座らせ、操舵に関与させていたとされ、艦長スコット・ワドル海軍中佐は衝突の責任を問われたものの、軽微な処分に留まり、事件調査後に海軍を退役した。

サイパン入港時の損傷

2001年8月27日、サイパン島ドックに入港を試みた際、接触事故を起こし、舵・船外機・船体下部を損傷した。接触した物体は不明。

輸送艦との衝突

2002年1月27日、「グリーンビル」はオマーンの沖合でオースティン級ドック型輸送揚陸艦オグデン」と衝突した。「オグデン」の燃料タンクは5×18インチの穴が開き数千ガロンの燃料が流出したが、衝突後も両艦は自力で航行した。

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