クラスライブラリのリリース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 00:19 UTC 版)
「OpenJDK」の記事における「クラスライブラリのリリース」の解説
Java Development Kit (JDK) のほとんどの部分をフリーかつオープンソースのものとして2007年前半にリリースするという約束に続き、サンは2007年5月8日、サードパーティが著作権を持っていてサンがGPLで公開できない部分を除いたJavaクラスライブラリのソースコードをGPLでリリースした。除外された部分の一覧には、Javaのグラフィカルユーザインタフェース (GUI) の重要なコンポーネントもいくつか含まれていた。サンは残りのプロプライエタリのコンポーネントも代替実装で置換し、クラスライブラリを完全にフリーにする計画だとした。 2007年5月にリリースされた時点で、OpenJDKのクラスライブラリの4%がプロプライエタリだった。2008年5月にOpenJDK 6が登場した時点では、それが1%未満になっていて(残ったのはSNMP実装であり、Java仕様の一部ではない)、OpenJDKをバイナリ部分なしにビルドできるようになった。そして2009年4月、OpenJDK 7のb53の一部として問題の部分を除いてビルドできるようになった。 これは、サン・マイクロシステムズとOpenJDKコミュニティの努力の成果である。残存部分は、FLOSSとしてリリースされたり、代替実装で置換されたりした。2010年12月、全ての残存部分がオープンソースで置換され、JDK全体が完全にオープンソースとなった。
※この「クラスライブラリのリリース」の解説は、「OpenJDK」の解説の一部です。
「クラスライブラリのリリース」を含む「OpenJDK」の記事については、「OpenJDK」の概要を参照ください。
- クラスライブラリのリリースのページへのリンク