クラウトロック期(1967年 - 1973年)
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エドガー・フローゼは1944年、ドイツのティルジット(現在はロシア領)で生まれた。彼は1962年ベルリン・アカデミーに入学し、同年前身となるロック・バンド「ザ・ワンズ」を結成。1967年にはシュールレアリスムの画家サルバドール・ダリとコラボレーションを行っている。同年、ザ・ワンズを解散し、新たにタンジェリン・ドリームを結成。 1969年にメンバーを一新し、クラウス・シュルツェ、コンラッド・シュニッツラー、エドガーというメンバーで「オール(Ohr)・レーベル」と契約。翌1970年、ファースト・アルバム『エレクトロニック・メディテイション』をリリース。後年の視点からするとさほど電子的とは言えないが、エレクトロニクス処理を施したギター、オルガン、チェロ、フルート、ドラムなどによるフリーミュージックを演奏している。 このあと、クラウス・シュルツェとコンラッド・シュニッツラーは脱退。エドガーは「アジテーション・フリー」のクリストファー・フランケとスティーヴ・シュローダーをスカウトしてメンバーを補充。その後すぐにシュローダーは「ジ・アンツ」のピーター・バウマンと交代。このころから現代音楽家のトーマス・ケスラーの影響を受け、急速に電子音楽化している。 1971年『アルファ・ケンタウリ』、1972年『ツァイト』、1973年『アテム』の各アルバムをリリース。いずれも現代音楽的で難解な作品だが、1972年末のドイツの『サウンズ』誌の人気投票で最優秀グループに選ばれている。
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