ギリシア陸戦部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:57 UTC 版)
「テルモピュライの戦い」の記事における「ギリシア陸戦部隊」の解説
史料によって人数が異なるが、ここにはヘロドトスとシケリアのディオドロスの述べる数字をまとめる。 内訳ヘロドトスディオドロススパルタ重装歩兵 300 300 スパルタ軽装歩兵 ––– 1,000 テゲア兵 500 3,000(王指揮下のギリシア兵) マンティネイア兵 500 オルコメノス兵 120 アルカディア各都市の兵 1,000 コリントス兵 400 プレイウス兵 200 ミュケナイ兵 80 テスピアイ兵 700 テバイ兵 400 400 ロクリス・オプンティア兵 不明 (地区の全兵力) 1,000 マリス兵 ––– 1,000 ポキス兵 1,000 1,000 合計 5,200 7,700 ヘロドトスはスパルタ軍として参戦したのは300人隊のみであるとするのに対し、ディオドロスはスパルタ軍には300人隊に加えて1,000人のスパルタ軽装歩兵が参戦したとしており、ディオドロスが1,000人と伝えているロクリス・オプンティア(テルモピュライの真東)の全兵力を加えたギリシア側の総数は7,000人前後と推定される。ディオドロスのみが記載するマリス(テルモピュライの真西)は直前にペルシア軍本体に占領されており、実際には参戦していないと思われる。またこの戦いの直後にロクリスはペルシア軍に占領され、ポキスはペルシア側の同盟国となった。最後まで戦闘に参加したのは、スパルタ、テスピアイ 、テバイの兵 (合計1,400人~2,400人) のみである(ディオドロスによると、最後まで戦闘に参加したのはスパルタ兵とテスピアイ兵のみとしているが、合計500人と少ない数字を挙げている)。
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