ギリシア都市間の紛争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 06:16 UTC 版)
「セゲスタ包囲戦」の記事における「ギリシア都市間の紛争」の解説
続く50年間、シケリアではギリシア殖民都市間の戦争が深刻であったが、エリミ人とフェニキア人はそれに関わることはなかった。アクラガスのテロンとシュラクサイのヒエロン(ゲロンの弟でありその後継者)は、紀元前476年には戦争寸前にまでなった。ゲラ(現在のジェーラ)は紀元前476年にシュラクサイから独立し、兄弟であるポリゼロスが支配することとなった。同年、テロンは反乱したヒメラのイオニア人を殺害し、ドーリア人を入植させた。紀元前472年、ついにアクラガスとシュラクサイは衝突し、テロンが築き上げた「帝国」は崩壊した。紀元前467年にヒエロンは没し、紀元前461年までにアクラガス、レギオン、シュラクサイの僭主達が支配していたギリシアの殖民都市は、民主政あるいは寡頭政の11の反目するグループに分裂した。カルタゴはこの紛争には介入しなかった。
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