鍵盤 (入力装置)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/13 22:53 UTC 版)
鍵盤(けんばん)は道具や装置を操作するために、手、手の指、足、または棒などで動かす取っ手やボタン、踏み板(それらをキー、鍵(けん)という)を並べたもの、ないし、それを備えた入力装置を言う。
印刷電信機の送信部、タイプライターの操作部、テレタイプ端末の操作部、コンピュータのタイプライター状の文字入力装置などとして使用される。
印刷電信機
1850年代にDavid Edward HughesとGeorge May Phelpsが実用化した印刷電信機では、ピアノ状の2段鍵盤が採用されており、上段(黒鍵側)にはA~Nが、下段(白鍵側)にはZ~Oが配置されていた。各キーがスイッチとなっており、電流のON/OFFの長さを変えることで、受信側での印字を変化させる仕組みであった。(United States Patent No.26003)
1870年代にJean Emile Maurice Baudotが実用化した印刷電信機では、キーの数は5つに減っており、その組み合わせで31種類の信号(いわゆるBaudot Code)を発生する仕組みとなっていた。この後、1905年にDonald Murrayがタイプライター型キーボードを使った印刷電信機(のちのテレタイプ)を完成し、印刷電信機のキーボードはタイプライターと同じ並びとなった。
タイプライター
歴史的には前史として、活字を直接押す構造の物などが作られ、一文字単位での印刷ができるようになるが、操作性が悪く一般化はしなかった。 現在の手動機械式タイプライターへの流れは、鍵盤楽器の構造を応用する事により操作性を向上し、広く使われるようになった。 開発初期にはピアノに近い二段のみでABC順として作られた。 それを横幅を狭め四段にしたQWERTY配列が作られ、ラテン文字大文字のみで商品化。更にシフト切り替えで小文字も使える現在の形となる。
テレタイプ端末
電動タイプライターの操作部が元になっているテレタイプ端末の操作部。 電子回路が低価格化するまで、キースイッチで作られた電気回路で文字コードを作っていた。 そのため、シフトの違いが文字コードの1ビットの違いのみになる、ロジカルペアリング配列となっている。 制御文字を送信するため、コントロールキーなどが加えられている。
コンピュータ
最初は、テレタイプ端末その物をコンピュータに直接繋ぐ形で、鍵盤がコンピュータでも使われだした。
「キーボード (入力装置)」の例文・使い方・用例・文例
- 私は慎重にキーボードを押した
- 彼はコンピュータのキーボードを軽くたたいた
- ユーザーが絶対にキーボードのキーを押さない
- そのキーボードは流れるように連続する音を出す。
- 私の場合、作業効率をアップするためにキーボードショートカットを駆使しています。
- あなたたちにこのキーボードを再利用してもらいたいです。
- キーボードで入力する
- 今、キーボードがダブって見えるぐらい酔ってます。
- へー、キーボード見ないで文字打てるんだ。スゴイわねー。
- マウスとキーボードを行ったりきたりするのが煩雑なので、キーボードのみで操作できるようショートカットキーはないのでしょうか?
- 俺、指が太いから、小さなキーボードじゃだめなんだよ。
- コンピューターのキーボードの操作は、手動タイプライターほど努力を要しない。
- このゲームは基本的にキーボードとゲームパッドで動くようになっていますがコンフィグだけはマウスしか操作できません。
- タイプのついたキーボードで書く
- キーボードでシフト・キーを使う
- コンピューターまたはタイプライターのキーボード上でバックスペース・キーを打つ
- キーボードを見ないでタイプする
- キーボードの「z」を押す
- 華麗なキーボードの妙技
- キーボードからの演奏で一連の蒸気笛を動かして音を出す楽器
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