キリスト教に関係する用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 19:22 UTC 版)
「東方ギリシア世界と西方ラテン世界」の記事における「キリスト教に関係する用法」の解説
詳細は「東西教会の分裂」を参照 「東方ギリシア世界」と「西方ラテン世界」はカルケドン派キリスト教を東ローマ帝国を中心とする東地中海盆地のギリシア語圏の正教会の信徒と西ヨーロッパのローマ・カトリック教会の信徒に分けて呼ぶ術語でもある。ここで、「西方ラテン世界」はかつての西ローマ帝国だった地域、つまり、イタリア、ガリア、ヒスパニア、北アフリカ、ブリタンニア、だけにとどまらず、ローマ帝国の領土になったことはないが後に西方ラテン世界の文化圏に入った地域、アイルランド、スコットランド、ドイツも指す。 「東方ギリシア世界」は「ギリシア」という言葉が入っていることで東方教会の中でもカルケドン公会議(451年)でコンスタンティノープルから離れた、例えばシリア語を話すような地域を除外している。それらは今日東方諸教会などと呼ばれている。こういった区別は西方にはなく、ラテン語は西方の多くの国で文化的言語であり続けたが後に各国の言語に取って代わられた。
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