キナーゼ活性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 14:26 UTC 版)
「受容体型チロシンキナーゼ」の記事における「キナーゼ活性」の解説
生化学においてキナーゼとは、ATPなどの高エネルギー供与体分子から特定の標的分子(基質)へリン酸基を転移する酵素のことであり、その過程はリン酸化と呼ばれる。反対に、標的からリン酸基を除去する酵素はホスファターゼとして知られる。チロシンを特異的にリン酸化するキナーゼ酵素は、チロシンキナーゼと名付けられている。 リン酸 ATP チロシン 成長因子のRTKの細胞外ドメインへの結合は、他の近接するRTKとの二量体化の引き金となる。二量体化は、タンパク質の細胞質キナーゼドメインの迅速な活性化を誘導する。これらのドメインの最初の基質は受容体自身である。その結果、活性化された受容体は細胞内の複数の特定のチロシン残基が自己リン酸化される。
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