キタノブルーとは? わかりやすく解説

キタノブルー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:12 UTC 版)

ビートたけし」の記事における「キタノブルー」の解説

北野映画」のビジュアル面での特徴として、画面全体トーン小道具の色などに青が頻繁に使われるというものがあり、気品があるとして「キタノブルー」と呼ばれる。特に『ソナチネ』など中盤までの作品において顕著で、ヨーロッパで高い評価得た。突然のにより画面が青一色になったのがきっかけとされる極力余計な色を使用しないようにしていたことから、以降青を意識するようになったという。ただし『Dolls』からはキタノブルーの傾向薄れている。 また、このキタノブルーにはジャン・ポール・ベルモンド主演の『いぬ』にアラン・ドロン主演『サムライ』や『仁義』、リノ・ヴァンチュラ主演の『ギャング』『影の軍隊』などで知られるフランス映画巨匠ジャン=ピエール・メルヴィル影響強く受けており、とりわけ『サムライ』以降の「メルヴィル・ブルー」が強い後期の作品影響が濃い。「メルヴィル・ブルー」以外にも歩くシーンが多いやセリフ少ない、唐突に訪れリアルな暴力や死、省略演出多用メルヴィルからの影響強く受けており、自著でも特に『サムライ』絶賛している。 メルヴィル作品ギャング』のリメイク版である『マルセイユの決着』が2008年日本公開された際のプレスシートには、たけしによるメルヴィル絶賛する旨のコメント掲載された。 2016年10月レジオン・ドヌール勲章の「オフィシエ」を受章した際、授与式『サムライ』主演アラン・ドロン息子アントニー・ドロン対面している。

※この「キタノブルー」の解説は、「ビートたけし」の解説の一部です。
「キタノブルー」を含む「ビートたけし」の記事については、「ビートたけし」の概要を参照ください。

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