カンジダ症の治療
【治療】 (1)食道炎:フルコナゾール(ジフルカン)を100~200mgを1日に1回内服。(2)全身性や深部の場合:ジフルカン1回200-400mgを1日1回点滴静注。ホスフルコナゾール(プロジフ)1回800mgを1日1回2日間、その後1回400mgを1日1回静注。無効の場合は、ミカファンギン(ファンガード)、ボリコナゾール(ブイフェンド)、アムホテリシンB(ファンギゾン)の点滴静注を行う。
【副作用】 フルコナゾールとホスフルコナゾール:肝障害。プロテアーゼ阻害剤との間に薬物相互作用あり。アムホテリシンB:寒気、発熱、頭痛、皮疹、吐き気、嘔吐、肝障害、腎障害、貧血、低カリウム血症。
【予後】 治癒率は90~95%、再発率も60~70%、診断から死亡までの平均生存期間は6~8ケ月といわれた。最近はジフルカンの使用で延長しているが、耐性カンジダの問題も生じている。抗HIV薬によって免疫能の回復が得られれば、再発も起こらなくなる。
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