カトリック教会の修道者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 22:02 UTC 版)
カトリック教会では、修道者になるためには一定のプロセスが求められる。修道会に入ることを希望するものは志願期と呼ばれる試しの期間を持ち、修道院で生活する。そこで適性があると認められると会員になるための研修期間というべき修練期を送る。修練期を終えると初めて誓願をたてることが許され、修道会に完全に受け入れられる。清貧・貞潔・服従の三つの誓いを掲げている。 また、カトリック教会における修道者の身分は信徒使徒職であるが、男性修道者の中で叙階を受けるものは「修道士会員」と区別して「司祭会員」と呼ばれたり、「教区司祭」と区別して「修道司祭」と呼ばれることがある。 1960年代初期に開催された第2バチカン公会議以前、男子修道会では司祭会員と修道士会員の間には厳然たる区別があった。修道士会員は司祭会員よりも一段低くみられ、門番や炊事、畑仕事や庭仕事などに従事するというのが一般的であったが、現在ではそのような区別はなくなっている。
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