カスタムの傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 23:19 UTC 版)
痛車は大きく以下の2つに分かれる。ただ、近年では「グラフィックデザイン上は前者だが既存カスタムカーとしてのレベルも高い」ということからどちらに分類するか曖昧な車両もある。 「一般的な痛車」車のオーナーが「オタク」と認識できる程度のカスタマイズを行う(ウケ狙いも含む)。後述の「走り屋風の痛車」のようなカモフラージュを行わず、あえて痛車であることを主張する。現在はこちらが大半を占める。 既存カスタムカーを強く意識したもの競技車両風の痛車レーシングカー、「走り屋」やスポコンなどをモチーフとするなど、モータースポーツ競技車両を意識したカスタマイズを行う。作品名やゲームメーカーロゴ等のステッカーを、チューニングカー風にフロントドア前側やボンネットなどに配置したり、ラリーカーやGTカーのデザインをベースに、選手名の表記などを好きなキャラクターの名前に置き換えたりする傾向にある。パーツメーカーなどのロゴを模したパロディステッカー(5ZIGEN→2ZIGENなど)も、定番のアイテムとして多用される。走り屋風の痛車のルーツは、2000年前後から出没し始めた痛車達がルーツの1つであると言われている。現在でも数多く現存しており痛車のルーツとして知られている、また地域によっては先に記載の「一般的な痛車」よりこのタイプの痛車が多い所もある。なお、この場合単なる見かけ倒しではなく車両・オーナーが本物のチューニングカー・走り屋であるケースも珍しくなく、時折痛車だけでのサーキット走行会も開催されている。さらに今日に至っては、逆に痛車化されたレーシングカーが登場するほどにまでなっている(レーシング痛車を参照)。 走り屋系以外のカスタムカーを意識したものクロスオーバーされる既存カスタムカージャンルはチューニングカー&スポコンとは限らない。VIPカーやバニング、デコトラやUSDM指向のラグジュアリーカー、ローライダーなどとクロスオーバーしたものが確認されている。さらに少数派ではあるが、サービスカー風にしたものもある。
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