オードリー・ヘプバーンの起用とは? わかりやすく解説

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オードリー・ヘプバーンの起用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:44 UTC 版)

ローマの休日」の記事における「オードリー・ヘプバーンの起用」の解説

この作品最初にヒロイン候補挙がっていたのはエリザベス・テイラーであったその後監督フランク・キャプラからウィリアム・ワイラー変わりヒロイン候補にはジーン・シモンズの名前が挙がった。しかしジーン・シモンズ専属契約をしているハワード・ヒューズ貸し出し拒否したグレゴリー・ペック最初出演渋ったワイラー説得出演承諾した。しかし予算問題もあり、大スター2人使うことは問題外であったインタビューワイラーは「主役グレゴリー・ペック使える決まって急に具体化しました。相手王女役に大スターを使う必要がなくなったからです。そこで私は無名であっても王女の役にふさわしい娘さんを捜しにかかりました。」と答えている。 パラマウントの各海外拠点何人王女役を提案してきたが、シュザンヌ・クルーティエ (en:Suzanne Cloutier) とコレット・リペール (en:Colette Ripert) の2人際立っていた。それとは別に1951年7月パラマウントロンドン支社のリチャード・ミーランド製作部長は「『ローマの休日』新し候補オードリー・ヘプバーン発見した。『素晴らしき遺産』で彼女が演じた小さな役に感銘受けた。」とニューヨーク事務所ヘプバーン推薦したロンドン立ち寄ったワイラーヘプバーン会い「何か独特の個性持っているという強い感銘を受け、早速カメラ・テストをすることにしました」と答えている。 当時ヘプバーン映画界では無名に近い存在であったが、その彼女をロンドンのパインウッド撮影所呼んで1951年9月18日スクリーン・テストを受けさせた。監督ヘプバーン希望『初恋』監督だったソロルド・ディキンソン。他に俳優でライオネル・マートンとキャスリーン・ネズビットが出演したワイラーありのままヘプバーン評価するために、ベッドから起き上がるシーンテスト終わってカメラ回して撮影しておくように指示したテスト終わった思い込み笑顔伸びをする自然なヘプバーンフィルム見たワイラーヒロイン抜擢することを決めた。シュザンヌ・クルーティエもテスト受けたが、明らかにヘプバーン最善選択であった。 この時、パラマウントロンドン支社のミーランド製作部長はヘプバーンキャサリン・ヘプバーン混同されるので改名してはどうかと打診している。その時彼女は「私をお望みなら、名前も採用してください」と答えている。 グレゴリー・ペックも彼女の才能認め新人であるにもかかわらず自分と同等クレジット与えることをエージェントスタジオ要求ヘプバーン映画のタイトル前に主演としてグレゴリー・ペックと共に載った。 しかし、彼女にそれ以前に声がかかってブロードウェイ上演されるジジ』の主役に抜擢されており、この後9月末に船でニューヨーク向かった。『ジジ』は大好評で、パラマウントオードリー・ヘプバーン5月末で解放してくれるよう『ジジ』のプロデューサー5万ドル支払った。『ジジ』はチケット完売のままでおよそ6か月公演続き5月末に終了した『ローマの休日』撮影入ったのは主演決まってから8か月後の1952年6月であった

※この「オードリー・ヘプバーンの起用」の解説は、「ローマの休日」の解説の一部です。
「オードリー・ヘプバーンの起用」を含む「ローマの休日」の記事については、「ローマの休日」の概要を参照ください。

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