オートレース選手の収入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 14:35 UTC 版)
「オートレース選手」の記事における「オートレース選手の収入」の解説
選手の収入は、主に競走(レース)に出走した際の賞金で賄われる。一般競走の1着賞金は5万円前後、一般競走の優勝賞金は60万円前後、記念(GI・GII)競走の優勝賞金は150 - 300万円(特別GIの共同通信社杯プレミアムCは600万円)、スーパーグレード(SG)競走の優勝賞金は全日本選抜・オールスター・オートレースGPが1300万円、 日本選手権が1700万円、SS王座決定戦が3000万円である。トップレベルの選手になると年間に1億円以上の賞金を稼ぐこともある。2019年の全選手の平均獲得賞金額は1165万9948円であった。なお、女子選手に限れば、2018年の平均獲得賞金額は872万円であった。 近年の賞金王は、2019年、2020年はともに青山周平で、年間獲得賞金額は2019年は1億481万1060円、2020年は8889万4055円であった。 前述した通り、オートレース選手は個人事業主という扱いである。そのため、エンジンや競走車のフレーム、タイヤ、部品、更にはツナギ(レーシングスーツ)やプロテクターに至るまで全て自費で購入しなければならない。ランク上位に属する選手は潤沢な手持ち資金で部品を購入することができるため、それにより競走車の性能も高い水準に保つことが出来る。なお、選手の安全を守るため多くの装備が義務化されており、一般的なヘルメット・グローブ等に加え、足に履く「鉄ゲタ」や各種プロテクター等で、全装備は約10kgにもなる。
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