オートバイ輸送用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:31 UTC 版)
「国鉄ワム80000形貨車」の記事における「オートバイ輸送用」の解説
1968年(昭和43年)に12両(ワム583000 - ワム583011・583000番台)が新製されたもので、582000番台と同様に棚を設けてオートバイの2段積ができるようにしたものであるが、復路で一般貨物の扱いもできるよう、棚は1,840mmの高さまで持ち上げることのできる構造となっている。1枚のパレットに6台のオートバイを固定して、これを上下の棚にそれぞれ4枚、合計8枚積載できる。静岡鉄道管理局がヤマハ発動機からのオートバイ出荷を受注するために用意した車両である。これ以前にワキ5000形で実施しようと試行した経緯がある。 当初、ワム180808 - ワム180819として計画されていたものを急遽変更したもので、同番は欠番となったが、後の増備により2代目が落成して、欠番は埋められた。数年後にはオートバイ輸送が廃止されたため、日本楽器製造(後のヤマハ)のピアノやエレクトーンを出荷する目的に転用され、さらに1981年(昭和56年)に専用設備を撤去のうえ汎用車に編入され、側柱省略試作車に続くワム188807 - ワム188818に改番された。
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