オンライン上の活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 22:11 UTC 版)
「ヨケラ高校銃乱射事件」の記事における「オンライン上の活動」の解説
オーヴィネンは、YouTubeのアカウント2個を含め、幾つかのオンラインアカウントを持っていた。YouTubeのアカウントはいずれも匿名で、「Sturmgeist89」と「NaturalSelector89」という名前が付けられ、コロンバイン高校銃乱射事件、ウェーコ包囲(英語版)、東京地下鉄サリン事件、2003年のイラク侵攻中の爆撃などの、スクールシューティングや暴力的事件に関する動画が投稿されていた。事件直前には、オーヴィネンは自身の武器と、林檎を撃つ様子を写した動画を投稿した。彼の最後の動画「ヨケラ高校の虐殺――2007年11月7日(Jokela High School Massacre - 11/7/2007)」では、銃を持った射手の写真とヨケラ高校の写真が映し出された。 事件の数ヶ月前、アメリカのYouTubeブロガーであるTJ・カーク(英語版)は、オーヴィネンのものも含め、学校での銃乱射に関するコンテンツを含むアカウントの調査を当局に求めていた。二人を結び付けたとみられるものは、YouTubeで「ロビン・マクベイ(Robin McVeigh)」(アメリカのテロリスト、ティモシー・マクベイに因む)のユーザー名を持つ中年のアナキストで、彼女は殺人に反対する人々を日常的に攻撃し、多くのYouTube利用者を脅迫していた。また、2番目の「YouTube殺人犯(YouTube Killer)」になることを計画していた14歳の少年とも関係があった。「ロビン・マクベイ」は後に、オーヴィネンを含む大量殺人犯を偶像化した、小さいながらも主張の強いオンライン・コミュニティを組織し、カークと女性YouTuberの友人の両方を、彼らは幾度もオーヴィネンに手を差し伸べようとしていたにも関わらず、オーヴィネンをいじめたと主張した。 「ロビン・マクベイ」と関わりのあったもう一人の14歳の少年は、フィラデルフィア郊外の彼の学校での襲撃を計画した疑いで、10月に逮捕された。ヘルシンキ警察のサイバー犯罪部門のスポークスマンは、オーヴィネンとこの少年の間に何らかの形の接触があった可能性が高い旨を述べた。
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