オンドルの起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 16:50 UTC 版)
2022年6月、中国の河北省文物考古研究院は、河北省邯鄲市の趙窯遺跡で殷代のオンドルを発見したと発表した。今回の発見により、中国のオンドルの歴史は前漢代から殷代に遡ることになる。河北省文物考古研究院商周考古研究室の魏曙光主任は「国内のオンドルに関する最古の記録は、2006年に(河北省)保定市徐水区の東黒山遺跡で見つかった前漢時代のものだ。趙窯遺跡5号住居跡で今回見つかったのは殷代のオンドルだ」「趙窯遺跡の殷代集落は手掛かりがつかめた段階で既に等級と価値の高さがうかがえる。今回の発掘は、仰韶文化初期の集落配置と、夏・殷・周時期の冀南地区(河北省南部)の文化的序列の変遷を研究する上で大きな意義を持つ」と語っている。趙窯遺跡は邯鄲市武安市趙窯村にあり、河北省の重点文物保護単位に指定され、その文化層は6400年前の仰韶文化初期から漢代までほぼ途切れておらず、なかでも仰韶文化初期の環濠集落、殷代中期から殷代後期の高位者住居跡と墓葬の発見が最も重要とされている。
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