オフィシャルと反則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 10:07 UTC 版)
「ラグビーユニオン」の記事における「オフィシャルと反則」の解説
試合のオフィシャルは、レフェリーと2名のアシスタントレフェリーの計3名である。以前はタッチジャッジとして知られていた後者の基本職務は、ボールがタッチに出たことを示すことだった。彼らの役割は拡大され、現在はファール行為の観察や、オフサイドラインのチェックなど多くの領域においてレフェリーを補助することが期待されている。加えて、高レベルの試合においては、しばしばテレビマッチオフィシャル(television match official, TMO; 一般的にはビデオレフェリーと呼ばれる)がおり、レフェリーと無線で交信し判断を補助する。レフェリーは、決定を示すのにハンドシグナルを使用する。 よく起こる反則は、肩より上へのタックル、スクラムやラック、モールを崩すこと(コラプシング)、グラウンド上でボールを手放さないこと(ノット・リリース・ザ・ボール)、タックル後、モール及びラックなど密集に参加する選手が倒れ込みによりボールを出させなくすること(オーバー・ザ・トップ)、マイボールの選手がスクラムやラインアウトの中に真っ直ぐ入れない(ノット・ストレート)、オフサイドなどである。反則を犯していない側のチームがペナルティーを得た際には、以下のように多くの選択肢がある。 「タップ」キック —— 手に持ったボールを非常に短い距離キックした時は、キッカーはボールを再び手にし走ることが許されている。日本では「チョン蹴り」とも呼ばれる。 パント —— 手に持ったボールを長距離キックし陣地を稼ぐ。 プレースキック —— キッカーが得点を試みる。 不正行為や度重なる違反行為を行った選手は退場(レッドカード)あるいは10分間の一時退場(シンビン)(イエローカード)処分となる。退場となった場合、交代の選手が出場することはできない。
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