オオサンショウソウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/06 05:49 UTC 版)
オオサンショウソウ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Pellionia radicans (Sieb. et Zucc.) Weddell |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
オオサンショウソウ |
オオサンショウソウ(大山椒草、Pellionia radicans)は、イラクサ科サンショウソウ属の多年草。
概要
日本には本州の近畿以西、四国、九州、薩摩黒島、屋久島、トカラ列島、沖縄島及び西表島に、日本国外には台湾及び中国に分布する。山地の湿った森林内や河川沿い等に生育する。
多年草で、茎は無毛で匍匐する。サンショウソウ(Pellionia minima)よりも大きく高さ30〜50cm。葉は互生で、長さ2〜6cm、歪状楕円形、裏面には微毛があり白色、葉縁に鋸歯を持つ。雌雄異株または雌雄同株。花季は3〜6月。雄花序、雌花序ともに集散花序で葉のつけねに腋生するが、雄花序は柄の先に着き直径1cm前後で花の色は紅紫色、雌花序は柄が無く球状で直径4mm前後で花の色は緑色。
沖縄県の西表島産については他種と混同している可能性がある。
開発による森林伐採等で自生地、個体数が減少している。
保護上の位置づけ
生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックにも掲載されている。
参考文献
- 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
外部リンク
- oNLINE 植物アルバム - オオサンショウソウの写真
- 野の花賛歌 - オオサンショウソウの写真
固有名詞の分類
- オオサンショウソウのページへのリンク