ケイタオミズとは? わかりやすく解説

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ケイタオミズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/06 05:42 UTC 版)

ケイタオミズ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rrosids
階級なし : マメ類 Fabiids
: バラ目 Rosales
: イラクサ科 Urticaceae
: サンショウソウ属 Pellionia
: ケイタオミズ
P. keitaoensis
学名
Pellionia keitaoensis Yamamoto
和名
ケイタオミズ

ケイタオミズPellionia keitaoensis)は、イラクサ科サンショウソウ属の多年草

概要

日本では沖縄県西表島のみに、日本国外では、台湾に分布する。常緑樹林の林床に生育する。

多年草で、茎は直立し、高さ30cm程度、基部は匍匐する。は互生で、長さ6~8cm、長楕円形~卵状長楕円形、5~8対の鋸歯を持つ。雌雄同株雌雄異株の両方がある。雄花序雌花序ともに集散花序で葉のつけねに腋生し、長さ1cm前後の柄の先に直径4mm前後の花を複数つける。

沖縄県の西表島が北限である。

本種については、島袋(1997)がアリサンサンショウソウ(P. arisanensis)のシノニムに、初島・天野(1994)がキミズ(P. scabra)とオオサンショウソウP. radicans)の種間雑種としている。また、キミズモドキ(P. japonica)のシノニムにされる場合もあり、分類がはっきりしていない種であり、今後の研究が望まれる。

保護上の位置づけ

生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックにも掲載されている。

参考文献

  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
  • 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。
  • 初島住彦天野鉄夫 『増補訂正 琉球植物目録』 沖縄生物学会、1994年。




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