エンジンの特性と動作原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 04:18 UTC 版)
「ディゾット」の記事における「エンジンの特性と動作原理」の解説
メルセデス・ベンツによるコンセプトエンジンは、直列4気筒で排気量は1.8リットル。ピーク出力は175 kW (235 hp)以上、比出力は97 kW/L (130 hp/L)、ピークトルクは400 N·m、比トルクは220 N·m/Lとなっている。メルセデス・ベンツでは、これらの規定の最大値に到達する回転数を明示していない。 DiesOttoの特徴は以下の通りである。 均一予混合圧縮着火(HCCI) 可変バルブタイミング ツイン可変容量ターボチャージャー 可変圧縮比 筒内燃料直接噴射 また、スターター–オルタネーター(始動・発電機)を採用し、燃料消費量を削減している。スターター–オルタネーターは、エンジンのフライホイールの代わりとなるもので、エンジンを瞬時に始動させることができるため、信号待ちなどの不要時にはエンジンを停止させ、必要時には円滑に再始動させることができる。 低負荷時(低速から中速域)にはHCCIを使用する。一方、高負荷時には、通常のガソリンエンジン(混合気への火花点火)と同様に、直噴ガソリンエンジン、ターボチャージャー、可変バルブタイミングなどを駆使して効率を高める。この2つの動作モードは異なる圧縮比を必要とするが、これはランチェスターシャフトと同様のコンセプトで実現されており]、そのためこのエンジンにも可変圧縮比が採用されている。 Sクラスのデモカーに搭載された際の燃費は6 L/100km (47 mpg‑imp; 39 mpg‑US)以下と報告されている。しかし、どのような条件でこの燃費が得られるのかは不明である。
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