エンジェル・ハートにおける人物像
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「冴羽獠」の記事における「エンジェル・ハートにおける人物像」の解説
2001年から『シティーハンター』のパラレルワールドである『エンジェル・ハート』が週刊コミックバンチ(新潮社)で連載された。続編ではない。 『シティーハンター』と違い、「冴羽獠」の名前は海原神に付けられたものではなく、数ある偽名から香が選んだという設定になっている。 香にプロポーズしフラグを立てたが、ほどなくして彼女は子供を助けようとして交通事故に遭い亡くなってしまう。それから1年。失望のどん底に突き落とされた獠は、その後パートナーを得ることも、シティーハンターとしての仕事もしなくなっていた。表面上は無駄に明るく振舞うが、空虚な日々をただ消化するだけの毎日であった。唯一の心の拠り所であり希望の灯火は、事故の直後に消えてしまった、移植のために取り出された香の心臓を持った人間が必ず存在し、必ず新宿で出会える、という確信だった。だが、手を尽くしても見つけることは困難だった。 そんな矢先、獠は香瑩と出会い、彼女こそが香の心臓を持った人間であることを知り、紆余曲折の後に彼女を養女として引き取ることになる。香の心臓と共に心を受け継いだ香瑩は、獠と共にシティーハンターとして活動するようになる。なお、獠は初めて香瑩と出会ったとき、香瑩の美貌に感嘆の声をあげていたが、香の心臓を持っていたためか“もっこり”せず、腑に落ちないジレンマに陥っていた。 『シティーハンター』の頃から基本的な性格は変わっていないが、渋々ながらも男性の依頼も受けたりもしている。また、『シティーハンター』の年代からかなり時間が経っているため、年齢を感じさせる発言もある。 なお、『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』ではパラレルワールドである都合上、前歴に不一致点が多い。 北条は『エンジェル・ハート』の連載終了後、本作での獠を父親目線にしたことについて、「僕が親の目線になっているからでしょうね」と語っている。また、「香瑩の成長を描くつもりだったのが、いつの間にか獠の成長を描いていた気がします。それだけ獠はキャラが強い」とも話している。 「エンジェル・ハート#登場人物」も参照
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