エブリイ・ワゴン
もともとはキャリー・バンとしてスタートした商用バンタイプ車。1982年11月、キャリー・バン・エブリイとなり、85年3月、エブリイだけのモデル名となったが、依然軽商用バンだった。
乗用型が出たのは99年6月。同年1月にフルモデルチェンジして新軽規格にミートしたセミキャブ・バン、エブリイをベースとしたもの。4ドアやハッチバックで、エンジンはF6A型をミッドシップ・マウント。商用タイプには自然吸気型があったが、こちらは3気筒SOHCインタークーラー付きターボ・電子制御燃料噴射(EPI)を採用、最高出力60ps/5500rpm、最大トルク8.5kg-m/3000rpmを発揮した。ミッションは5速MTと3速AT。後2輪駆動とパートタイム4WDがあった。走行中でも2WDと4WDの切り替えができた。グレードはジョイポップターボとジョイポップエアロターボの2タイプで、運転席・助手席SRSエアバッグ、ABSは標準装備。11月、エンジンの最高出力を64psにアップし、4WDのシステムは切り替えのいらないアキシャル・プランジャー・ポンプ方式に変更、ATを4速にした。ワゴンのリヤシートはスライド機構を採用。グレードは3つに増え、タコメーターが最上級のSに標準設定。2000年5月、一部改良。ボンネット、バンパー、フロントグリル、ヘッドランプなどのデザインを変更した。ランプ類もマルチリフレクター式を採用。そのほかエンジン性能の向上、安全装備の充実をはかった。
2001年9月、全モデルのエンジンを軽量・高性能のオールアルミ製DOHCに換装。ターボ車にロールーフ仕様(1765mm)を追加した。ラインアップでは従来の、ハイルーフ(1870mm)と合わせて2ルーフ・3グレードという構成になった。また、全車に新デザインのインスツルメントパネルを採用、同時にターボ車の4速ATをインパネタイプに変えた。
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