ウォルター・ジョン・ストーセルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ウォルター・ジョン・ストーセルの意味・解説 

ウォルター・ジョン・ストーセル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 22:15 UTC 版)

ウォルター・ジョン・ストーセル
Walter John Stoessel
生年月日 (1920-01-24) 1920年1月24日
出生地 アメリカ合衆国
カンザス州マンハッタン
没年月日 (1986-12-09) 1986年12月9日(66歳没)
死没地 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
出身校 スタンフォード大学
コロンビア大学

アメリカ合衆国
第7代国務副長官
在任期間 1982年2月11日 - 1982年9月22日
大統領 ロナルド・レーガン
テンプレートを表示

ウォルター・ジョン・ストーセル(英語:Walter John Stoessel1920年1月24日 - 1986年12月9日)は、アメリカ合衆国政治家外交官ロナルド・レーガン政権にて第7代アメリカ合衆国国務副長官を務めた。

生涯

1920年1月24日にカンザス州マンハッタンに誕生する。1937年カリフォルニア州のビバリーヒルズ高校を卒業し、1939年から1940年にかけてスイスローザンヌ大学に留学し、1941年スタンフォード大学を卒業した。また、1949年に研修生としてコロンビア大学でロシア語を学んだ。

1942年国務省外交部に入省。1942年から1944年までベネズエラカラカス領事館に三等書記官兼副領事として赴任した。第二次世界大戦終戦前後の1944年から1946年までは海軍の情報部員を務めた。

1947年から1949年までソビエト連邦モスクワ領事館に二等書記官兼副領事として赴任した。1950年から1952年まで西ドイツバート・ナウハイムに外務職員として赴任した。1956年から1959年まではフランスパリ領事館に一等書記官兼領事として赴任した。

1968年ジョンソン大統領から駐ポーランド大使に任命され、1972年まで同大使を務めた。ストーセルはポーランドにおいてニクソン大統領の中国訪問を手回しするため、アメリカ代表として中国と接触し、米中の会談を主催した。

1972年にニクソン大統領からヨーロッパ・カナダ担当国務次官補に任命された。ストーセルはニクソン大統領とブレジネフ書記長が会談する場を設け、戦略兵器制限条約を締結とデタント(緊張緩和)の始まりをもたらした。1974年から1976年まで駐ソビエト大使を、1976年から1981年まで駐西ドイツ大使を務めた。1979年イランアメリカ大使館人質事件では、人質解放のために派遣された調査団の代表を務めた。

1981年にストーセルはレーガン大統領から国務次官(政治担当)に任ぜられ、翌1982年国務副長官に昇格した。1982年7月アレクサンダー・ヘイグ国務長官辞任に際し、後任としてジョージ・シュルツが着任するまで、国務長官代行を務めた。

1986年12月9日、ワシントンD.C.で死去。遺体はアーリントン国立墓地に埋葬された。

外部リンク

公職
先代
マーティン・ヒレンブランド
アメリカ合衆国国務次官補(ヨーロッパ・カナダ担当)
1972年8月9日 - 1974年1月7日
次代
アーサー・ハートマン
先代
デイヴィッド・D・ニューサム
アメリカ合衆国国務次官(政治担当)
1981年2月28日 - 1982年1月26日
次代
ローレンス・イーグルバーガー
先代
ウィリアム・パトリック・クラーク
アメリカ合衆国国務副長官
第7代:1982年2月11日 - 1982年9月22日
次代
ケネス・ダム
外交職
先代
ジョン・グロノウスキー
在ポーランドアメリカ合衆国特命全権大使
1968年9月12日 - 1972年8月5日
次代
リチャード・タウンゼント・デイヴィス
先代
アドルフ・ダブズ
在ソビエト連邦アメリカ合衆国特命全権大使
1974年3月4日 - 1976年9月13日
次代
マルコム・トーン
先代
マーティン・ヒレンブランド
在西ドイツアメリカ合衆国特命全権大使
1976年10月27日 - 1981年1月5日
次代
アーサー・バーンズ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウォルター・ジョン・ストーセル」の関連用語

ウォルター・ジョン・ストーセルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウォルター・ジョン・ストーセルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウォルター・ジョン・ストーセル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS