ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の設立
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「エドゥアルト・シュトラウス2世」の記事における「ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の設立」の解説
1966年、オーストリア・ラジオ(ORF)などの肝いりでウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団が結成されると、エドゥアルト2世はこのアンサンブルの創立者・初代指揮者として招かれることになった。この楽団はかつて曽祖父ヨハン1世が創始し、祖父エドゥアルト1世が1901年に解散した「シュトラウス楽団」の再興を目指したものであり、楽団の編成は19世紀当時のものと同じであった。 10月17日から12月11日にかけて、アメリカ合衆国とカナダへの演奏旅行を行い、大成功を収めた。『デイリー・カリージャン』は、11月27日にデトロイトのメイソニック・オーディトリアムで開かれたエドゥアルト2世の演奏会について次のように評している。 陰影とリズムに注意を払うことが必要だという時は、まるで、よその指揮者たちが長年の間に感傷一点張りになって、こうした楽しい曲の小穴を詰まらせてしまったのを、徐々に風通しをよくしてゆく感じだった。テンポはだれないし、無味乾燥に一、二、三の拍子をとることもなく、いつのまにかテンポが駆け足になることもない。一言で言って、シュトラウスはすばらしい。
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