ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の意味・解説 

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 01:54 UTC 版)

ウィーン・ヨハン・シュトラウス
管弦楽団
基本情報
原語名 Wiener Johann Strauss Orchester
出身地  オーストリア ウィーン
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1966年 -
公式サイト Wiener Johann Strauss Orchester

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団ドイツ語Wiener Johann Strauss Orchester英語Vienna Johann Strauss Orchestra)は、オーストリアの首都ウィーンを拠点とした、シュトラウス・ファミリーの音楽をプログラムの中心とするオーケストラ。略称はWJSO19世紀後半にヨハン・シュトラウス2世らが率いたシュトラウス管弦楽団を継承するオーケストラであると自任している。

概要

オーストリア・ラジオ(ORF)とヴァイオリニストのオスカー・ゴーガーの主導により、1966年に結成された[1]。楽団員は、ウィーン放送交響楽団を中心としたウィーンのオーケストラから選抜された[2]。常設団体ではなく、年15回程度のコンサートと録音、演奏旅行などのたびに集まる。

楽団の結成は、かつてエドゥアルト・シュトラウス1世が解散したシュトラウス管弦楽団を再建するという建前で行われた。そこでシュトラウス一家の伝統の継承者として、エドゥアルト・シュトラウス1世の孫であるエドゥアルト・シュトラウス2世が創立者として招かれた[1]1969年にエドゥアルト・シュトラウス2世が早世すると、長年にわたってニューイヤーコンサートの指揮者を務めていたヴィリー・ボスコフスキーが後任指揮者として招かれた。ウィンナ・ワルツの演奏に関してはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団共々定評がある。ボスコフスキーが指揮した時代には独EMI(エレクトローラ)に積極的な録音を行い、日本では、同じくボスコフスキーがウィーンフィルを指揮したニューイヤーコンサート・アルバム(当時セッション録音)と同時期に毎年発売された。40名前後の小編成は、ウィーンフィルなどが同分野を演奏する際の半分強の人数だが、シュトラウス生前のオリジナル演奏規模に近いとされる。

なお、アンドレ・リュウが1987年にオランダに創設したヨハン・シュトラウス・オーケストラ英語版や、同じくシュトラウス楽団の再興を謳って活動しているウィーン・シュトラウス・カペレは、各々別団体である。

指揮者

脚注

  1. ^ a b ピーター(1987) p.247
  2. ^ ピーター(1987) p.248

参考文献

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団」の関連用語

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS