インテグラル・ロケット・ラムジェット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 21:20 UTC 版)
「ラムジェットエンジン」の記事における「インテグラル・ロケット・ラムジェット」の解説
ブースターとなる固体燃料をラムジェットエンジン内部(燃焼室とノズル)に充填し燃焼させ、燃え尽きた後に生じる空間(ダクト)をラムジェットの燃焼室とジェットノズルとして使用するものを、固体ロケット・ラムジェット統合推進システムまたはインテグラル・ロケット・ラムジェット(Integral Rocket Ramjet、IRR)という。これはミサイルを固体ロケットブースターがラムジェットの動作可能速度まで加速させた後、固体燃料が焼失した後のロケット部分がラムジェットの燃焼室となる複合推進方式で、ロケットの加速性とジェットエンジンの燃費性を足し合わせたものとなっている。 外部ブースターを使用するものは統合型ではなく多段型として分類され、使用済みブースター本体はエンジンから切り離される。多段型は統合型に対して構造が単純であるが、ペイロードとの比として全体の質量や容積が大きくなるという特徴がある。[要出典]
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