インターネット用語としての「黒歴史」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 04:06 UTC 版)
「黒歴史」の記事における「インターネット用語としての「黒歴史」」の解説
主に漫画やアニメに属する分野などを中心に、非常に面白くなかったりファンの期待を損なってしまった作品・設定などを指して、「なかった事にしたいこと」または「なかった事にされていること」などの意味で、黒歴史という言葉が使われている。 また、上記から転じて、「自分自身の他人に触れられたくない、あるいは自分でも恥ずかしく思う自分の過去」のことを、黒歴史と言うこともある。これは俗に言う中二病(廚二病)やヤンキーだった頃の自分や、自作の小説・ポエム・音楽・同人誌などを指すことが多い。さらには、ベテラン芸能人の若かりし頃のアイドル時代や、子供時代などに太っていた頃の写真なども、よく挙げられる。 当初は、アニメを中心とするサブカルチャーやそれに類する分野を中心に、それらのファンたちにより劇中用語を引用して隠語的に使用されていたものであったが、電子掲示板などで広く普及し、一種のネットスラングとして定着した。更に俗語として元の由来を知らない人にも、日本語として使われるに至った。 暗黒時代 似た言葉に「暗黒時代」があるが、これは小学校~高校時代などにおいて、中~長期間のいじめ・孤立・失恋・失敗などを経験した人が、過去を振り返って使う言葉であり、黒歴史とはやや用途が異なる。 商品における黒歴史 2017年には、日清食品が発売当時売れなかった3商品「サマーヌードル」「どん兵衛 だし天茶うどん」「熱帯U.F.O.」を、「黒歴史トリオ」として発売した。あえて黒歴史と名乗る自虐的な命名がSNSで大きな話題にはなったが、売れ行きはさっぱりであった。
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