イワノフ・ロゴスキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 16:09 UTC 版)
「空手バカ一代」の記事における「イワノフ・ロゴスキー」の解説
パリの地下プロレスの王者。ロシア帝国時代からのレスラーの家系で、表舞台で対戦相手を殺してしまい地下に流れてきた。倍達との対戦をカイザーに告げられると忠告と称して倍達に自分の生い立ちを語り、「お前が弱ければおれも(手加減する余裕があり)骨の二、三本折る程度で済ませられるが、悪い事になまじ強い。それではおれの応対も変わり殺してしまう、だから止めておけ」と語る。倍達も、その忠告が誇張でも何でもない事を認めたうえで、「強大な相手を見ると、本当はこわいくせに闘いを挑まずにはいられない、呪われた血だ」と返し、試合が決まる。倍達と死闘を繰り広げるが、倍達の空中三段蹴りに敗退する。たとえ勝とうと地上に戻してもらえない倍達との友情を感じ、連勝をして儲けさせてきた地下プロレスの胴元・カイザーに自分へのボーナスがわりに倍達を地上に戻してもらう。彼の友情を感じた倍達は、後にこの時の事を思い出す度に涙ぐむ事になる。この時のファイトマネーは、倍達自身あまり感心した方法で手に入れた金ではないと思っていたが、ロゴスキーの友情に清めてもらったと思って、有意義に生かす事を決意、それまで会社(倍達が野垂れ死にから身を守る目的で就職した運送会社。商売敵とのトラブルを経て従業員達から護身用として教えて欲しいと申し出があり、彼らが欧州での最初の弟子達となった)のガレージで、会社に睨まれながらの稽古だったのが、ジムを借りる事ができ、日本から弟子たちのために空手着を注文する事が出来た。
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