イギリス植民地政策とキューガーデン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:16 UTC 版)
「キューガーデン」の記事における「イギリス植民地政策とキューガーデン」の解説
往時のキュー王立植物園は、世界各地から資源植物(人間生活に必要なものを作ることができるとされた植物)を集め、品種改良などをおこなう場でもあった。改組同年より始まったローランド・ヒルの郵便を利用して、イギリス植民地内の各植物園と情報交換などを行った。そして、育成条件の合致する植民地に移植してプランテーションでの大量生産を図った。以下は移植例。 中国産の茶をインドのダージリン地方やスリランカへ アマゾン川流域産の天然ゴムをマレー半島へ ポリネシア産のパンノキを西インド諸島へ マラリアの特効薬キニーネ(キナの樹皮)をペルーからインドへ ガーデン改組の時期に加硫ゴム製法が生まれ、そこへ海底ケーブル絶縁体としての特需がきて、南米のゴムの木を傷つけすぎにより枯死させていたが、南米諸国の目を盗んで移植したゴムは十分な供給量を確保した。
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