イエマネ

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メリナ

別名：イエマネ, ヤマネ
学名：Gmelina arborea
(クマツヅラ科)

インド、ビルマからインドシナへかけて分布しています。成長が早いため、熱帯の各地域で重要な造林樹種となっています。そのため、かってミラクルツリーとよばれて、世界の林業界で話題となったことがありました。熱帯でパルプ工業を興すときに大量の木材を一定して供給できる造林樹種としてつねに話題になる樹種の一つです。 ■木材 心材と辺材の境はやや認められる程度です。前者は褐色を帯びた、黄色で、やや光沢があり、後者はより淡色です。肌目は粗で、木理は、通直であったり、交錯したりしています。気乾比重は0.45－0.58ですが、一般に目にする木材は造林木からのものであるため軽軟なものでしょう。切削などの加工性は容易で、仕上がりもよいです。乾燥には長い時間が必要です。保存性が低い木材です。 ■用途 天然のものは蓄積が少ないので、現在ではほとんど大きい寸法の木材を目にすることはないでしょう。家具（引き出しの側板など）、細工物、合板などが知られています。熱帯地域で造林木をパルプにするのが、一番よく知られた用途といえます。