アーロンネヴィルとは? わかりやすく解説

アーロン・ネヴィル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/05 04:09 UTC 版)

アーロン・ネヴィル
アーロン・ネヴィル
Grand Old Opry, 2007
基本情報
生誕 (1941-01-24) 1941年1月24日(84歳)
アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ
ジャンル R&Bポップ
職業 歌手
担当楽器 ヴォーカル
活動期間 1960年~現在
レーベル ミニット・レコード
パーロ・レコード
A&Mレコード
ヴァーヴ・レコード
ブルーノート・レコード
共同作業者 ネヴィル・ブラザーズ
リンダ・ロンシュタット
ジョージ・マッセンバーグ
公式サイト AaronNeville.com
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アーロン・ネヴィル (Aaron Neville、1941年1月24日 - ) は、米国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のR&Bシンガーネヴィル・ブラザーズのメンバーの一人として知られるが、メンバーの中では最も早くからソロ・アーティストとしても成功を収めている。ヨーデルを彷彿させる甘い独特な美声を持つ。アイヴァン・ネヴィルの父親である。

来歴

ネヴィル四兄弟の三番目としてニューオーリンズに生まれた。ドリフターズプラターズなどに影響を受けたアーロンは、ヴォーカル・グループのアヴァロンズで2年ほど活動した後、兄のアートのホーケッツでも活動した。

1960年ミニット・レコードより"Over You"でソロ・デビュー。これがR&Bチャートの21位を記録するヒットとなった。同レーベルではアラン・トゥーサンのプロデュースの下で1962年までレコーディングを重ねた。1967年には、ミニット音源がLPLike It 'Tisとしてリリースされている。

アーロンの最大のヒットとなったのは、ミニットを離れたのち、パーロ・レーベルから1966年に放ったシングル"Tell It Like It Is"であった。翌1967年、R&Bチャートのトップに輝き、ポップ・チャートでも2位を記録している[1]

このヒットで勢いに乗るかに見えたが、この後パーロからのヒットは続かなかった。この後アーロンは、弟シリルとともにソウル・マシーンを結成し活動するかたわら、インスタントマーキュリーなどにレコーディングをした。

1977年アートチャールズシリルらとともにネヴィル・ブラザーズを結成し活動を開始した。これ以降もグループでの活動と平行して、ソロ活動も続けている。

1989年には、リンダ・ロンシュタットのアルバムCry Like a Rainstorm, Howl Like the Windに参加。このアルバムに収録された"Don't Know Much"、"All My Life"の2曲がそれぞれ1990年、1991年のグラミー賞ベスト・デュオ賞を受賞した。

1991年、ロンシュタットのプロデュースによりA&Mレコードからの第一弾、Warm Your Heartをリリース。以後同レーベルからは、計5枚のアルバムをリリースしている。また、1992年にはケニー・GのアルバムBreathlessに収録された"Even If My Heart Would Break"にゲスト参加しており、この曲は同年公開の映画『ボディガード』のサウンドトラックで使用された。

2005年ハリケーン・カトリーナによってニューオーリンズの自宅が全壊し、アーロンはナッシュヴィルへと避難した。カトリーナ後のニューオーリンズの汚染された空気が持病の喘息に悪影響を与えるとの医師の判断から、アーロンはしばらくニューオーリンズに戻らなかった[2]。その後、2008年ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルにおけるネヴィル・ブラザーズ公演で故郷への凱旋を果たした[3]

2013年1月、ドン・ウォズキース・リチャーズの共同プロデュースによるブルーノート・レコード移籍第1弾アルバム『マイ・トゥルー・ストーリー』を発表[4]

ディスコグラフィー

参考文献

外部リンク





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