アンテナについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:18 UTC 版)
「日本の地上デジタルテレビ放送」の記事における「アンテナについて」の解説
地上デジタルテレビジョン放送(地デジ)はUHF帯で送信されるので、視聴するにはUHFアンテナを設置する必要がある。 アナログ時代には関東地方では広域各局を中継局経由での視聴世帯を除いてUHF帯放送局を視聴しない世帯も多かった。そのため東京タワー向けVHFアンテナしか設置していない家屋や建物があり、また独立局の送信所(東京に隣接の周辺3県)の関係から東京タワー向けUHFアンテナを設置していない家屋や建物も多かった。また関東の独立局で使われているアナログ用チャンネルとデジタル放送で使われているチャンネルは、TOKYO MX(14ch)と放送大学(16ch))を除いて周波数が大きく異なる(16 - 28チャンネル付近)。 一般に広く使われるUHFアンテナ(魚の骨型の八木・宇田アンテナ)は送信チャンネルによってローバンド(13 - 44ch メーカーによって異なる場合がある)、ハイバンド(25 - 62ch 同)、オールバンド(13 - 62ch)対応のアンテナを選択する。最近は対応チャンネル(周波数)を特定地域の地デジチャンネルに絞り込むことで、小型・高性能(動作利得)化したアンテナ(マスプロ電工の「LS14TMH(東・名・阪専用)」など)、13 - 52ch用のUHFアンテナ(20素子)が発売されている。 放送区域内(送信所に近い強・中電界地域(電界強度60dB以上))向けに一般的な八木・宇田アンテナより小型で特殊な形状(板状や太い棒状など)のUHFアンテナが各メーカーから発売されている。 地上デジタル放送が計画された後に製造されたアンテナで地上デジタル放送にも使用できるオールバンド対応製品は、アンテナ先端部のキャップ、またはケーブル接続部の防水カバーが黄色になっていて古い非対応なものと区別しやすくなっている。
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