アレムダール・カラマーノフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > 作曲家 > 近現代音楽の作曲家 > アレムダール・カラマーノフの意味・解説 

アレムダール・カラマーノフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 00:00 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アレムダール・サビトヴィチ・カラマーノフ
生誕 (1934-09-10) 1934年9月10日
出身地 ソビエト連邦クリミヤ州シンフェローポリ ロシア
死没 (2007-05-03) 2007年5月3日(72歳没)
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン

アレムダール・カラマーノフАлемдар Сабитович Караманов, Alemdar Sabitovich Karamanov, 1934年9月10日 - 2007年5月3日 )はソヴィエトロシア作曲家

経歴

ロシア・ソビエト社会主義共和国クリミヤ州の首都シンフェローポリ生まれ。5歳の時から作曲を始め、9歳の時にオペラも作曲した。1954年にモスクワ音楽院に入学し、ボガトゥイリョーフとナタンソンに師事。その後、フレンニコフカバレフスキーに学んだ。

作曲作品について

ソ連当局から禁じられているキリスト教を主題に音楽を書き続けたことでソ連当局と対立し、カラマーノフの音楽は上演禁止となっていた。親友であり同僚でもあったシュニトケは「彼は素晴らしく才能に恵まれていて、ソ連国内のどこかで生活しているが、実際には無名だ。彼は単なる才人ではなく、天才だ。」とカラマーノフについて語った。ショスタコーヴィチはカラマーノフを「現代で最も独創的でユニークな作曲家のひとり」と評した。

長い間無名だったカラマーノフが西側で初めて知られるようになったのは、1991年にテープがイギリスに持ち込まれた時だった。演奏に2時間以上かかる交響曲やカンタータも多数あるが、その全貌はほとんど明らかになっていない。

作品

  • 24曲の交響曲
    • 交響曲 第1番 (1954年)
    • 交響曲 第2番 (1955年)
    • 交響曲 第3番 (1956年)
    • 交響曲 第4番 "Mai" (1956年)
    • 交響曲 第5番 「レーニン」 (1957年)
    • 交響曲 第6番 「シンフォニエッタ」 (1957年)
    • 交響曲 第7番 (1958年)
    • 交響曲 第8番 "Traditional" (1960年)
    • 交響曲 第9番 "Release" (1963年)
    • 交響曲 第10番 "Youth of the World" (1963年)
    • 交響曲 第11番 (1965年)
    • 交響曲 第12番 (1965年)
    • 交響曲 第13番 (1965年)
    • 交響曲 第14番 (1965年)
    • 交響曲 第15番 (1974年)
    • 交響曲 第16番 (1974年)
    • 交響曲 第17番 「アメリカ」 (1975年)
    • 交響曲 第18番 「我らを愛して下さる主へ」 (1976年)
    • 交響曲 第19番 「子羊の血」 (1977年)
    • 交響曲 第20番 「死せる人々は幸いである」 (1978年)
    • 交響曲 第21番 「大いなる都」 (1979年)
    • 交響曲 第22番 「あるがままであれ」 (1980年)
    • 交響曲 第23番 「私はイエス」 (1980年)
    • 交響曲 第24番 (1983年)
  • 弦楽四重奏曲第1番 (1953年)
  • 弦楽四重奏曲第2番 (1962年)
  • 弦楽四重奏曲第3番 (1963年)

脚注






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アレムダール・カラマーノフ」の関連用語

アレムダール・カラマーノフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アレムダール・カラマーノフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアレムダール・カラマーノフ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS