アルバム『ノー・ワンズ・ゴナ・チェンジ・アワ・ワールド』収録バージョン
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「アクロス・ザ・ユニバース」の記事における「アルバム『ノー・ワンズ・ゴナ・チェンジ・アワ・ワールド』収録バージョン」の解説
1968年2月のレコーディング時にスパイク・ミリガンが、スタジオに立ち寄って本作を聴いた。そこでミリガンは、世界自然保護基金のチャリティ・アルバムの話をメンバーに持ちかけた。メンバーはこの提案に賛同し、1969年1月にチャリティ・アルバムのためのモノラル・ミックスが作成された。このモノラル・ミックスでは、チャリティ・アルバムの趣旨に合わせるために楽曲の冒頭とフェード・アウト部分にSE(鳥の鳴き声)が加えられた。その後10月2日にステレオ・ミックスが、SEが入っていないミックスとSEが入っているミックスの2種類が作成された。2種類のうち後者は、テープの回転速度が上げられたことにより、オリジナルのDからE♭とキーが高くなった。1969年12月にチャリティ・アルバム『ノー・ワンズ・ゴナ・チェンジ・アワ・ワールド(英語版)』が発売され、初めて楽曲が発表される形となった。 なお、チャリティ・アルバムでは、SEが入ったミックスが収録され、のちに1979年にイギリスで発売された『レアリティーズ』、1980年にアメリカで発売された『レアリティーズ Vol.2』と同年に発売された『ビートルズ バラード・ベスト20』、1988年に発売された『パスト・マスターズ』にも収録された。なお、1969年1月に作成されたモノラル・ミックスは、2009年に発売された『ザ・ビートルズ MONO BOX』にコンパイルされた『モノ・マスターズ』で初収録となった。
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