アルノールへの援助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 01:44 UTC 版)
イシルドゥアの子孫が治めるアルノールの王国は、エアレンドゥアの息子たちの不和のため、アルセダイン、カルドラン、ルダウアの三国に分裂した。アルセダインではイシルドゥアの血筋が守られたが、他の二国においては絶えた。かれらは土地をめぐって互いに争い、ドゥーネダインの衰亡を早めた。第三紀の1300年ごろ、アルセダインのマルヴェギル王の治世に、ナズグールの首領がエテン高地の北方にアングマール王国を築いた。ルダウアはアングマールと結託した邪悪な山岳人の領主の支配する国となり、アングマールとともにアルセダインを攻めた。キーアダンは1300年代の後半、アルヴェレグが風見が丘丘陵を守るのを援助した。1409年にアングマール軍によって風見が丘とアモン・スールが滅ぼされると、アラフォールに援軍を送り、フォルンオストと北連丘を守るのを助けた。つづく時期、ロスローリエンと裂け谷からの援軍とともに、リンドンのエルフはアングマールの勢力を掃討した。 1974年にアングマールはアルセダインを急襲し、北方王国は滅んだ。アルセダインのアルヴェドゥイ王は北のフォロヘルに逃れ、ロスソス族に保護された。西へ逃れたアルヴェドゥイの息子アラナルスは、王が北へ逃れたことをキーアダンに告げ、キーアダンはかれの水夫をフォロヘルへと送った。1975年、キーアダンの水夫はアルヴェドゥイを見つけたが、フォロヘルからの帰路、突然の暴風によって船の進退は窮まり、氷に押しつぶされて船は沈んだ。 同1975年、ゴンドールのエアルニル王は、息子のエアルヌアを艦隊とともに北方へと派遣し、艦隊はリンドンについた。キーアダンはかれに従うものを集め、その全勢力とゴンドール軍とで、フォルノストのアングマール軍を討った。アングマールの魔王は敗残兵を集めてアングマールへと逃げ去ろうとしたが、追いついたエアルヌア率いる騎兵部隊とグロールフィンデル率いる裂け谷の軍勢にはさまれ、アングマール軍は全滅した。
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