キーアダンとは? わかりやすく解説

キーアダン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 01:44 UTC 版)

キーアダンCírdan第一紀4550年? - )は、J・R・R・トールキン中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』、『終わらざりし物語』の登場人物。


  1. ^ ヴァリノール隠し」より前には、フェアノールとかれの息子たちが、アマンのテレリから奪った船で、大海を越えてアマンからベレリアンドまで航海している。またガラドリエルケレボルンとともに、アマンのテレリの船でベレリアンドへ渡ってきた、との構想もあった
  2. ^ 『シルマリルの物語』の記述にもとづく。発行された『シルマリルの物語』では、ギル=ガラドはフィンゴンの息子とされているので、「ダゴール・ブラゴルラハの後にキーアダンに預けられた」との記述はヒスルムからファラスへの移住を思わせる。しかしトールキンの文書中のギル=ガラドはオロドレスの息子であるので、オロドレスが守備にあたり、457年に陥落したミナス・ティリスからか、あるいはオロドレスが逃れたナルゴスロンドからファラスへと送られたのかもしれない。
  3. ^ ほかにもリンドンの西に、トル・モルウェン、トル・フイン、ヒムリングといった島々が残ったが、住んだものがいたかどうかは不明である。
  4. ^ ナルヤは最後の同盟の戦いに赴くまでギル=ガラドが持っていた、との記述もある。
  5. ^ 髭があったとされるエルフはキーアダンとマハタンだけである。
  6. ^ 老いた外見について言及されているエルフは、キーアダンのほかにはグウィンドールだけである。グウィンドールはニアナイス・アルノイディアドでモルゴスに捕らわれ、20年ほど鉱山での労働を強いられた末、老人のような姿に成り果てたとされる。しかし583年の怒りの戦いで解放された奴隷たちがどのような姿であったかについての描写はないため、モルゴスによって課される労働が、すべてのエルフを老人のようになさしめるのかどうかは分からない。あるいはキーアダンが星々の時代から中つ国に留まっている、おそらく唯一のエルフであることに、かれの外見の原因を求めることが出来るのかもしれない。


「キーアダン」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キーアダン」の関連用語

キーアダンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キーアダンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキーアダン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS